NEW WORKS : ピリカスタイル
2010.06.29
ピリカスタイル
2008
神奈川県川崎市ホテル改修
延床面積 2520.60m2
PHOTO : 傍島 利浩
http://www.pirka-style.com/
ビジネスホテルのリニューアルを紹介します。
オーナーが命名した《ピリカスタイル》の「ピリカ」は、アイヌ語で美しいという意味です。
既設ビジネスホテルにおける、利用者へのリスペクトのない安易なサービスは、極力排除するというオーナーの意見に賛同し、素朴でプリミティブな「日本文化」を意識しつつ、それでいて古さを感じさせないものに展開していこうと考えました。


造作材、家具や什器には、宮崎県産の「オビ杉」間伐材を台形集成材に加工して使用しています。
漢字で「飫肥杉」とかきます。私も読めませんでした。
小さくて黒い節が多いオビ杉は、水に強く、材料強度もあるしっかりものにもかかわらず器量の悪さが災いしている材料です。
高級家具ではまず使われないのですが、小さくて黒い節がプリミティブな存在感を作り出していて好感が持てます。




今回、家具は福岡県大川市の家具職人の人たちに作製してもらいました。
壁や天井の塗り壁材は、鹿児島や宮崎では厄介者の「シラス」という桜島の火山灰を使ったものです。
フラットに仕上げず、職人のコテ塗りのストロークがそのまま表情になるようにしてもらいました。
「商店建築 2009 - 8月号VOL54」商店建築社 発行
《業種特集1/ホテル&旅館》に「ピリカスタイル」掲載。
